こんにちは!kousukeです。スピニングリールの紹介(インプレ)第三弾!私がバス釣りで利用しているスピニングリールの中で、最後に紹介するのがストラディックCi4+2500HGSになります。ベイトリールやロッドも「見た目が好きだから」という理由でDAIWA製品ばかりの私が、なぜSHIMANOのストラディックCI4+を買ったかというと、「SHIMANOとDAIWAでなんか変わるの?」と思った為です。インプレでは好評のストラディックCI4+について、これから「買ってみようかな」と考えている人に対して、バス釣り3年弱の素人が使ってみた感想をお伝えしていければと思います。
▼過去のスピニングリール紹介記事
タックルインプレ第一弾:14カルディア
タックルインプレ第二弾:15フリームス
ストラディックCI4+とは
参照元:SHIMANO
ストラディックCI4+は2016年にSHIMANOから発売されたスピニングリールです。「指先が触れただけでも回る軽いリーリング」を謳っているSHIMANOのクイックレスポンスシリーズにジャンル分けされるストラディックCI4+。その特徴としては、NEWマグナムライトローター・HAGANEギア・コアプロテクトなど、実売2万円のリールでありながら必要十分な機能を搭載しておりコスパが良いという点ではないでしょうか。
CI4+とは?
シマノ独自の軽量カーボン素材CI4を進化させた新カーボン素材。軽さを維持したまま、剛性・耐久性を大幅にアップ。ボディ、ローターを更に小型軽量化。
参照元:SHIMANO
ストラディックCI4+HGS2500HGSのスペック
番手 | C2500HGS |
ギア比 | 6.0 |
最大ドラグ力(kg) | 4.0 |
自重(g) | 180 |
スプール系(径mm/ストロークmm) | 43/14.5 |
ナイロン糸巻量(lb-m) | 5-110、6-95、8-70 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 81 |
ハンドル長(mm) | 45 |
ベアリング数 | 6/1 |
本体価格(円) | 30,500 |
店頭での実売価格では20,000円前半程度のストラディックCI4+ですが、上位機種に引けをとらない機能から注目を浴びています。
NEWマグナムライトローラー
参照元:SHIMANO
従来ラインローラー(リールを回した時にラインを挟む部分)側についていた「ベールリターン機構」を反対側に取り付ける事で回転慣性(慣性の法則でローターが勝手に回る事)を14%軽減する事ができ、ハンドルを回す手とローターの反応がよりよくなったというのがこのNEWマグナムライトローターです。実際に私がメインで使っている14カルディアと比較すると、このストラディックCI4+はハンドルの動きにローターがより素直に反応してくれる気がします。このNEWマグナムライトローターはストラディックCI4+の上位機種であるヴァンキッシュの為に開発されたものという噂もあります。
G FREE BODY
参照元:SHIMANO
自重185gという驚異的な軽さを実現し、さらにハンドルを回したときにスプールを前後に動かす機構(ウォームシャフト)をリールの上部(持った時の手前側)に配置する事で持ち重りを軽減したとのこと。自重がすでに軽いのにさらに軽く感じる様に設計されているようです。素人の私には正直「軽い!」以外はよくわかりませんでした。。。
COREPROTECT
参照元:SHIMANO
車のガラスでもよくある撥水処理(水が玉になるようにする処理の事)の効果により、わずかなすき間にも水が浸入しないようにする事ができるというのがこのコアプロテクト。仕組みは全然違いますが、DAIWAで言うところのマグシールドのような感じですね。
精密冷間鍛造「HAGANEギア」
参照元:SHIMANO
リールを形成する元の金属の塊をミクロン単位の精度まで一気に圧縮する事で耐久精度を向上させる事ができました。ギアの耐久性が高いのでよくある「ゴリ感」や大きなバスがかかったときでも安心してやり取りできるようになるものです。
ストラディックとストラディックCI4+の違い
参照元:SHIMANO
「ストラディックCi4+は15ストラディックの上位機種でしょ?」と多くの人(私もそうでした)が考える事ですが、実は全然違うリールなんです。SHIMANOのスピニングリールには大きく2つのコンセプトに分けられます。ステラを最上位機種に構える「コアソリッドシリーズ」とヴァンキッシュが代名詞の「クイックレスポンスシリーズ」です。ストラディックCi4+は上でも記載しましたが、クイックレスポンスシリーズであり、15ストラディックはコアソリッドシリーズなので、目指しているものが違います。簡単にこのコンセプトの違いを説明しますと、
・コアソリッドシリーズ:耐久性を重視したメタルボディを採用し、変わらない巻き心地を目指しているモデル
頑丈なので巻き心地が変わりにくく、ネコリグやダウンショットなどのネチネチ系の釣りよりは小型のミノーやワームのスイミング等、巻物が得意といったところでしょうか。
15ストラディックと16ストラディックCI4+は値段や素材も違いますので、名前こそ同じですが別物として考える方が正しそうですね。
1年間ストラディックCI4+を使って思った事

金砂湖で釣ったバス
ストラディックCI4+を約1年使ってみて1番に感じた事は「なにこれ!すげー軽いじゃん!」でした(笑い)。普段はダイワの14カルディア2004をメインで使っているのですが、ストラディックCI4+の方が約20g自重が軽く、長時間使用する場合は、こちらの方が楽です。私は釣れない時間が続くとやれネコリグ・ダウンショットなど所謂ネチネチ系の釣り一本になりますので、必然的に軽いスピニングタックルの出番が多くなります。今まで14カルディア2004を使っている時は、1時間以上ネチネチしていると腕が疲れて集中力が切れていたのですが、このストラディックCI4+を利用してからは疲れゼロ!とまでは行きませんが、カルディアよりも長い時間集中が保てる気がします。
14カルディアよりストラディックCI4+が優れていると感じる点
・軽い(約20g)
・巻き始めがスムーズ
・ベールを返したときのパチッ!が気持ちいい
14カルディアの方がストラディックCI4+よりも優れていると感じる点
・見た目!(すみません。こいつが可愛いんです)
・巻き心地がさらさら
・ドラグのチリチリ音が好き
初心者からのレベルアップにストラディックCI4+はオススメ
初心者にもオススメ!という記事をよく目にしますが、実際値段が2万円以上しますので、個人的には初めてバス釣りを始める人に2万円のリールを進めるのは少し気が引けます。まずはリールとロッドで1万円程度(厳しければ3000円セットでもいいかと思います)で揃えて、本格的にバス釣りにはまったら検討するのがいいのかな?と思っています。もちろんリールとしての性能は文句なしですので、もう1台スピニングリールの追加を考えており、費用も問題ないのであれば買って後悔はないリールだと思いますよ!